少し現実的なお話です。
この記事を読んでくださっている方の多くがこれからインストラクターとしてトレーニングを受ける方か、これから一からヨガを学びたいと思っている方かと思います。


『どうして、ヨガのインストラクターになりたいですか？』
『どうしてヨガを学びたいのか？』


少し時間をかけて自分自身にこの問いを投げかけてみてください。

見た目がかっこいいから？
リラックスできるから？リラックスさせたいから？
スリムになれるから？
心の平安？
瞑想して自身を感じたいから？


きっと様々な答えがあり、どれも正しいも間違いもないと思います。
何を目的にこれからヨガインストラクターになりたいかを
自分自身の中で明確にする必要があるのではないかと思います。



ヨガのスタイルや、先生のインストラクター方法やテクニックは
本当にこれでもか？！ってほど多種多様にあります。



ヨガの中でもアーサナをとるハタヨガ。
ハタヨガの中にはアイアンガー、アシュタンガ、ビンヤサ、ビニヨガ・・・・


瞑想方法でもビッパサナ、トラタク、禅瞑想等、それぞれテクニックが違います。
このテクニックやスタイルが自分に合っているか否かは自身で体験しなければわからないと思います。
そしてどのようにそれらのテクニックを自身で吸収して解釈して生徒さんに伝えるかは自分次第です。



多くのヨガインストラクターを将来的に目指している方から、
全米ヨガアライアンス２００時間をとればすぐインストラクターになれるのか？といった質問があります。



私の答えはNOです。


もちろんその方が、人前で話す事が得意かどうかや今までのヨガ経験にもよりますが、
２００時間のトレーニングはあくまでヨガの基本中の基本を学びます。

はっきり言って全く十分ではありません。



トレーニング後も友人や家族の前で練習したり、
人の体に触る事に慣れたり、トレーニングの復習や、自身の興味あるヨガの分野を深めたり、
そして何より自分の毎日のヨガの実践を忘れない事が重要だと思います。



こんな事を書くと皆さんトレーニングを受ける事をためらってしまうかもしれませんが、大丈夫です。


自分が強い心でこれを伝えたい！等、心から愛情を持って出来る！と確信したのなら
人々はそれに気づき、生徒さんはついて来ると思います。


ヨガのインストラクターの仕事は大変でもありますが、自身の日常生活の行為や思考に敏感になり、
人と触れ合ったり、笑えたり、素敵な事がいっぱいあります。